同人誌にウェブ拍手直通のQRコードを貼り付ける方法をまとめてみた

Twitterで「同人誌にウェブ拍手行きのQRコードをはっておいたら感想もらえた!」と聞いて、おおそれはナイスな枯れた技術の水平思考と感嘆したので、勝手に実行するまでに必要なものをまとめてみました(元発言の方と筆者は別人です)

冒頭の画像はこの記事作る過程で実際に印刷までしたもの。紙はA4コピー用紙。はりきって大きめのQRコード出力からの原寸印刷したらこうなった(なお実物のQRコードは正常に読み込み、メッセージ送信まで出来ました)

メッセージフォームを用意する

コメントを送信してもらうための、ウェブ拍手(メッセージフォーム)を用意します。

そもそも「ウェブ拍手」とはなにかというと「送信までの敷居がとても低いメッセージフォーム」です。一時は個人サイトの必須ツールとして大流行したため、使用したことのある方も多いでしょう。

現在も元祖web拍手サービスは継続しており、類似ツールも数多く公開されています。

また「スマートフォンや携帯電話から利用可能なメッセージフォーム」があればよいので、アンケート・メールフォームなどでも代替可能です。

ここで注意したいのは、QRコードを使用する性質上、利用者の大多数は携帯電話およびスマートフォンからの閲覧です。それらの環境で利用できるか予め確認しておきましょう。

ウェブ拍手

会員登録だけでメッセージフォームを用意できる「web拍手(http://www.webclap.com/)」の送信用URLの取得方法を簡単に説明します。会員登録方法は省きますので詳細はサイトでご確認ください。

web拍手公式サイト

公式サイトから会員登録し、ウェブ拍手の管理画面を開けるようになったら画面上部の「拍手ボタン」をクリックします。

wc001

ここはなんでもいいんですが、後々のことを考えてシンプルな「テキスト型」を選びます。

wc002

表示テキストを選べますが、ここはウェブサイトに掲載するときに必要な項目なので、印刷利用前提の今回はなんでもOK。

wc003

発行されたHTMLタグの赤線部分をメモします。

wc004

手っ取り早く使いたいならこういうアドレスになります。管理画面から作成するとアカウントIDの暗号化も行えるので、試してみたい方はそちらをご確認ください。

  • http://clap.webclap.com/clap.php?id=アカウントID

またWeb拍手のオプション機能として末尾に「ページID(半角英数字10文字まで)」をつけると、メッセージが送られたときにどのアドレスから送信されたものか区別することが出来ます。例えば発行物ごとに異なるページIDを割り振っておいて、どの本からの送信なのか見分けるのに便利です。

  • http://clap.webclap.com/clap.php?id=アカウントID&page_id=ページID

QRコードを作る

用意したウェブ拍手(メッセージフォーム)のページアドレスをQRコードに変換します。

無料で変換できるツールがあるので、よさそうなものを選んでアドレスを貼り付け⇒作成します。

一部GIF出力しかできないサービスがありますが、CLIP STUDIO PAINT、illustStudio、ComicStudioやSAIなどではGIF画像は扱えません。別のフォトレタッチソフトを使用して画像形式を変えるか、JPG形式を選んでください。

こちらは名前の通りEPSかPDFで出力できます。PDFであればCLIP STUDIO PAINT、illustStudio、ComicStudioでも利用できます(SAIはいずれも対応外) ただしサービス上でQRコードの出力サイズを指定できないため、後述の「原稿を作る」の諸注意をご確認のうえご利用ください。

原稿を作る

作成したQRコードを原稿に貼り付けます。

新刊の奥付はもちろんポストカードや名刺にして配ったり、シールに印刷して既刊などに貼りつけるなど、方法はいろいろ考えられます。

ただしQRコードの版下・印刷の状態によっては、読み取りにくいコードになってしまう場合があるようです。

ざっくりまとめると、以下のような原稿だと読み取りやすくなるようです。

  • ドットが歪んでいない、ぼやけていない。
  • コードの周囲に一定の空白がある。
  • 他の文字や絵が重なっていない。
  • 基本的には白背景に黒一色で印刷する。

詳しくは下記も参考にどうぞ。

以上をまとめると画像加工ソフトでの扱いがなかなか難しく、基本的にダウンロードした画像は拡大縮小などの加工しないまま使用したほうが無難です。出力サイズ指定ができるサービスを利用した際には、適宜調整して出力すると良いと思います。

それでも拡大縮小したい場合は下記記事を参考にどうぞ。

また入稿前には実際にプリントしてコードが正しいか、実際に読み込んで確認するのがベストです。それが難しいならモニタ越しでQRコードを読み込んで確認することを推奨します。

ここまで準備して実際に印刷までしたものが前述のこれ。

printqr

実際にはもっと小さく印刷するのと、「感想用のウェブ拍手直通QRコードです」などと脇に注釈つけると良いと思います。

運用上のデメリットなど

前述のツールは、基本的にQRコード(ページアドレス)がわかれば誰にでも閲覧できるものです。悪意ある投稿や嫌がらせ投稿なども生じうる可能性があります。

ブロック機能をもっているものも多くあるので、各ツールの機能解説をご確認ください。

配布する側としても、遷移先のページはできるだけ長期の利用・閲覧を保証できるもの、もしくはコードと一緒にメッセージ投稿の受け付け期限を設けておくなど、「メッセージを送りたくてQRコードを使ってみたものの何もない」という状態にはならないようにしたいなと思います。

以上! 用法・用量を守って楽しくお使いください。

おまけ

用意するものが多くて大変だ! という方は、作品ページからQRコード作成まで一括して行える「感想.io」もどうぞ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
スポンサードリンク